海外ドラマ『フレイザー家の秘密(2020)』微ネタバレ感想

THE UNDOING～フレイザー家の秘密～(字幕版)

久々に時間を忘れるほどに引き込まれる海外ドラマに出会った

【ざっくりあらすじ】

臨床心理士 グレイス〈ニコール・キッドマン〉と小児がん専門医 ジョナサン〈ヒュー・グラント〉は、結婚14年目になる関係良好なセレブ夫婦

一人息子 ヘンリーが通う名門校の生徒の母親〈マチルダ・デ・アンジェリス〉が殺害された直後、

夫 ジョナサンは妻子を残して失踪し...

HBO製作、全6話、各話約50分間

息もつけない展開のサスペンスドラマ

 

【初見の方へ】

こんなに感想を書くことを躊躇うドラマは初めてでした

それは何の先入観もネタバレもなしに

まっさらな状態で ただ1話から順を追って観た方が断然おもしろいドラマだと思うから

そして全ての秘密を知ったあと

もう一度 吹き替えor字幕で観るとまたゾッとして面白いと思います

素人の感想で下手にネタバレ食らうよりも

気になったら調べずそのままの勢いで観てほしいです

でも、久々に次の展開が気になりすぎて早く観たいと

頭の中でドラマのことがいっぱいになるほどにハマれたドラマ

全6話観終わった今、

今度は良いドラマを語りたいという気持ちでいっぱいなので

なるべくネタバレを避けながらも

(ネタバレしてしまう可能性あり)

感想を綴っていきたいと思います

 

【THE UNDOING〜フレイザー家の秘密〜を知ったきっかけ】

数日前、U-NEXTの31日間無料リトライキャンペーンの案内が届いた

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U-NEXTに加入する際はポイントがついたギフトカードを購入することにしていて

前回加入した時の1200ポイントが丸々残ったまま退会していた

そのポイントを使って新作映画のレンタルをすることが多く、

今回は『HERE 時を越えて』と『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』をレンタルして楽しんだ

ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今

そのブリジット・ジョーンズ4作目

3作目は不在だったヒュー・グラントがカムバックした作品になっている

相変わらず50〜60代になってもモテ男 ダニエル

ブリジットに対して下ネタを交えながらコミカルに会話をしたり

ずっと若い女性を追いかけてきて家庭をおろそかにしてきた情けない姿や少し弱った姿をみせる芝居が良かったことをきっかけに

久々にヒュー・グラント大好き期、

出演作品見まくりたい期が訪れた

 

【セレブママたちのサスペンスドラマ】

以前ニコール・キッドマンやメリル・ストリープなどが出演した、

『ビッグ・リトル・ライズ』というドラマにハマりにハマった

ビッグ･リトル･ライズ (字幕版)

こちらはセレブママたちの各家庭の問題を描きながら、ママ友同士の関係、義母とのバトル、そして殺人事件が絡み合ったドロドロだけども時にコミカルでハートフルな作品

そのメインキャストであったニコール・キッドマンと

TVプロデューサー兼 脚本家 デビッド・E・ケリーが『THE UNDOING〜フレイザー家の秘密〜』で再タッグし、

さらにヒュー・グラントは米国ドラマシリーズ初出演で話題となったということで

興味しかない状態でワクワクしながら視聴を始めた

 

【必要最低限のヌード、濡れ場】

臨床心理士 グレイス〈ニコール・キッドマン〉と

小児がん専門医 ジョナサン〈ヒュー・グラント〉の一人息子 ヘンリーが通う名門校

そこに通う生徒の母親【エレナ】〈マチルダ・デ・アンジェリス〉が殺害されたことから展開していくドラマなのだが、

この【エレナ】という人物は生前グレイスと交流する際 堂々と豊満な胸をさらしながら生まれたての赤子にケープなしで授乳する姿だったり

グレイスが通うジムの更衣室で何も羽織らず

胸とアンダーヘアをさらしながら会話したと思ったら

突然涙する弱った姿をグレイスに見せたりと

かなり情緒不安定で得体のしれぬ女性として描かれている

【エレナ】はなぜ見せつけるように裸体を晒すのか...

それは物語が進んでいくにつれて明らかとなっていく

そしてソフト&ハードな濡れ場も描かれている

よく物語の筋と全く関係ないような

必要性を感じないベッドシーンが描かれる作品がある

ただこのドラマにおいてのヌードや濡れ場は

しっかりと意味を持った伏線だと思ったし

長々と性描写を流すのではなく

フラッシュバック的に、とても効果的に構成・編集されていて

初めてヌードや濡れ場の正しい扱い方を見せてもらえた気がした

 

【怯えるニコール、観たことないヒュー】

ニコール・キッドマンの芝居は

主に『アイズ・ワイド・シャット』『ビッグ・リトル・ライズ』『ムーラン・ルージュ』で観たことがある

中でもやはり『ビッグ・リトル・ライズ』でのDV夫と毒義母に苦悩する芝居があまりにも生々しく印象深かった

この『THE UNDOING〜フレイザー家の秘密〜』でも存分に怯えて葛藤する芝居をされている

しかし同時に強さも秘めていて

その繊細な表現力に引き込まれた

一方ヒュー・グラント

主に『9か月』『ブリジット・ジョーンズ シリーズ』『ラブ・アクチュアリー』『モーリス』『ノッティングヒルの恋人』『英国スキャンダル セックスと陰謀のソープ事件』と

等身大の男性、比較的コミカルな芝居をするイメージが大いにあった

そのイメージが心の中にあった分

このドラマのヒュー・グラントの芝居は今まで観たこともない鬼気迫る姿が衝撃的だった

少しダニエルのようにエッチで口がうまく甘え上手な役でもあって、とにかく混乱した

6話ラスト間際の芝居は本当に怖かった

しばらく忘れられないと思う

【毎話ラスト数分間の魅せ方】

ドラマって次が気になる、早く観たいと

そう視聴者に思ってもらえないと話にならないと思う

当方ドラマ好きではあるものの

正直最近ドラマを最後まで観ることができなくなってきている

でもこのドラマは1話につき約50分

CMもないのでかなり長くはあるものの

毎話ラスト数分間、盛り上げに上げて次に繋げる構成がお見事すぎるのだ

気づいたら2日間で全6話観終わっていた

【二人の脇役女優】

ニコール・キッドマン演じるグレイスのママ友であり弁護士役【リリー・レーブ】

アメリカン・ホラー・ストーリー (吹替版)

この方は『アメリカン・ホラー・ストーリー』で知った女優で狂気を帯びた芝居の印象が強かったので、

登場した時これなにか今後あるのでは...と不安になったほど

また検事役【ソフィー・グラボエール】

この方はおぞましくもコミカルな映画『ハウス・ジャック・ビルト』で初めて知った女優

ハウス・ジャック・ビルト(R18+版)(字幕版)

この方も登場した瞬間「あれ...？どこかで観たことがあるぞ...」と脳をフル回転させて

「ああ！殺人鬼ジャックがまるで狩りをするようにライフルを子供とその母親に向けていた、あの母親役の方だ！」と繋がった

怯え絶望する表情を浮かべる母親役から一転

このドラマでは法廷でスマートに争う検事の芝居がよかった

【字幕 or 吹き替え】

このドラマはU-NEXTとAmazonプライムビデオで配信されている

U-NEXTでは字幕と吹き替えの切り替えが簡単にできて、両方楽しめる仕様になっている

私は洋画や海外ドラマを観る時

基本的にその国の役者の息遣いを感じたいのでまずは字幕で観て、

よっぽど気に入ったら二度目に吹き替えで観ることにしている

【日本語吹き替え声優】

ニコール・キッドマン→ 田中敦子

ヒュー・グラント→森田順平

エドガー・ラミレス→大塚明夫

ノア・ジュープ→堀江瞬　

ほか

【おわりに】

ここまでお読みいただきありがとうございました

このドラマの魅力が伝わったら幸いです

THE UNDOING～フレイザー家の秘密～(吹替版)

THE UNDOING～フレイザー家の秘密～(字幕版)

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