ありふれた溢れ出る感想ブログ

エンタメごとを綴っております

映画『異端者の家(2024)』宗教知識と好奇心の暴走

 

 

2025年8月26日

U-NEXTでレンタル初見(770円)

 

 

5日ほど前に『ブリジット・ジョーンズ サイテー最高な私の今(2025)』を視聴してからヒュー・グラントに再熱し、

遡ってまだ未視聴だった出演ドラマや映画を毎日見漁って楽しんでいる

 

そして『フレイザー家の秘密(2020)』で

海外ドラマ『フレイザー家の秘密(2020)』微ネタバレ感想 - ありふれた溢れ出る感想ブログ

これまでのラブコメの帝王というイメージを覆すような役柄・芝居を初めて観て衝撃を受け

もっと観たことがないヒュー・グラントを観たいという気持ちが高まり

この『異端者の家(2024)』に辿り着いた

 

 

【ざっくりあらすじ】

モルモン教を布教する2人の若いシスター

〈ソフィー・サッチャー〉〈クロエ・イースト〉

宗教を追求するあまり"確かめたくなった"中年男 ミスター・リード〈ヒュー・グラント〉の絶望要塞に囚われる

 

 

『Mr.タスク(2014)』

『ルーム(2015)』

『ミッドサマー(2019)』

ライトハウス(2019)』

『LAMB/ラム(2021)』

『MEN 同じ顔の男たち(2022)』

『ボーはおそれている(2023)』

『関心領域(2023)』

※以上 主が視聴済みのA24作品

 

いつも観たことのない世界・視点で圧倒させられるA24の作品ということで

情報だけはなんとなく知っていた

 

『異端者の家(2024)』は宗教を題材にしている

正直 各宗教名は耳にしたことはあっても

どんな特徴があるのか詳しく知識がないままに視聴を始めたので、

若い二人のシスターのうちの一人と同じように

あらゆる宗教に精通して饒舌に語る中年男の話についていけなくなる瞬間があった

 

しかし宗教に対する中年男の考えの間で

ファストフード店ボードゲーム モノポリー、音楽のことを織り混ぜて噛み砕いて

各宗教について語っていたので妙な説得力があり、

まるで授業を受けているような感覚になった

 

 

そして同時にこれはどこまでが正しいのだろう?
もしかしてこれが洗脳というやつ...?

 

と、徐々に中年男のペースに飲み込まれながら

窓がなく、前へ進む度に後ろのドアがロックされていく絶望要塞と化した男の家の作りに

観ているだけで息が苦しくなった

 

閉所恐怖症の方やパニック障害を患う方は

発作を誘発する恐れがあるんじゃないかと思うくらい

(私も長年パニック障害と付き合っているので正直息が乱れてきてヤバかった)

 

でも謎に中年男の部屋に〈ししおどし〉があって

カコンッとなる度に日本人としてDNAに刻まれてるのかなんなのか、なんだかリラックスできた

でもシスターたちは怯えてた

 

 

【中年男 ミスター・リード】

彼は一体なんでここまで各宗教の知識を蓄え

それだけではなくエンタメにも精通し

絶望要塞の中で生きてきたのだろう

 

これだけ頭もよくコミュニケーション能力があるならば社会の中で円滑に生きられそうなのにと思いつつ、

まあこれだけ執着心・粘着性があるなら難しいかとも思った

 

あるシーンで若いシスターの一人が祈り

その胸元にすがりつくという正直キモい場面があるのだが

ここでの中年男の表情がまるで聖母マリア様を目の前にして究極に安堵するような様子で

今までゴタゴタぬかして常に優位に立とうとしていたけれど

結局母性を求めていたのではないかと、

邪悪極まりない行いをしていたけれど

ある意味 純粋さを感じた

そしてなんとなく彼のバックグラウンドが想像できた

 

 

中年男の案内で先へ先へと進まざるを得ない状況

その先には何が待っているのか

ぜひご自身の目で耳でお確かめくださいませ

 

 

予告

- YouTube