YouTubeを観ていたらHuluの広告が流れて、
そこでこの作品の存在を知り
ちょうど加入中だったのでなんとなく視聴。
【ざっくりあらすじ】
27歳の臨時女性教師が過去にグラビアをしていたことを一部生徒が冷やかしたことがきっかけで、
教師は自身の人生を交えながら生徒の未来についての話を語ったあと
教室内で流した キリンジ「エイリアンズ」が
17歳の5人の生徒の心に残ることになる
やがて卒業後に役者、アイドル、小説家、バンドマン、人気アイドルのモノマネ芸人へと夢の実現の為に踏み出すも、
かつて軽く蔑みながら受け流していた女性教師の年齢である27歳になっていた。
それぞれが10年前の自身を振り返りながら
現実を突きつけられる___
昨年の大晦日に26歳になった
この物語の主要人物たちと年齢が近いことが視聴しようと思ったきっかけ。
25歳の時とは明らかに何かが違う、
26歳になって何とも言えない焦燥感に襲われながらもおそるおそる観てみたら
気怠く諦めムードが漂いつつも
各話ごとに わずかに希望の光を感じる作品だった。
何者かになりたい、夢を成し遂げたいという気持ちは素晴らしいことだけど
やはり年齢によって厳しい面もあるという現実がこの作品では描かれていた。
諦めたとしても、諦めなかったとしても
基本的にスーサイドを選ばなければ自分の人生は続いていくものだし
自分で夢に区切りをつけるのも何も恥ずかしいことではないと思えた。
同時に私は目指すものを諦めずにしぶとく生きたいとも思った。
ただ たまに同世代で活躍されている方を知ったり見たりすると心がヒリヒリすることがあるので、
そういう描写もそれぞれにあればグッと共感できたかも。
【キャラクター・キャスト】
Ep.1 役者志望→成田凌さん
Ep.2 アイドル志望→伊藤沙莉さん
Ep.3 小説家志望→藤原季節さん
Ep.4&7 バンドマン志望→上杉柊平さん
Ep.5 元 臨時教師→田中麗奈さん
Ep.6 人気アイドルのモノマネ芸人→前田敦子さん
以上の人物たちが1話ごとに単独エピソードからの数珠つなぎで物語が紡がれていた
伊藤さんの役、アイドルより声優志望にしたら
きっと世の中声優志望者多いだろうから観る者に
より多く刺さる可能性をふと考えた。
でもこの間の水ダウのモンスターラブ見てたらアイドル志望も結構多いんかなー。
特に意外だったのが
小説家→ジャルジャル 後藤淳平さん。
3話にふわっと登場したのち
田中麗奈さん演じる女性とのシーンでがっつりやりとりがあったけど、
普通に役者さんと思うくらいナチュラルな掛け合いをされていて
お笑いで見ていた印象と違って新鮮だった。
あと小説家志望の男性を励ますゲイバーのママ役を演じられた、黒田大輔さんもよかったな。
【17歳のころ】
17歳から27歳の10年の変化を描いているので、
自分が17歳の頃何を思って生きていたのか
ふと思い出していた
これが不思議なもので
何も具体的なことが思い出せない
でも確実に悩み苦しんでたし(正直今も)、
この物語の主要人物たちのような
まあ色々あるけどそれなりの学生生活というものは、一切送ることができなかったという事実は思い出した
そんなこんなで約9年経った訳だけど、
とりあえずHulu加入してドラマ観て感想書けてる余裕と、
究極なんとか生きてるだけで良いかと今は思う。
【エイリアンズ】
劇中たびたび流れるキリンジの「エイリアンズ」
初めて聴いたのは確かCMだったと思うけど、
今までサビしか聴いたことがなかったので
これを機にフルで聴いてみた
こういう緩やかで切なげな楽曲好みなので
まったりとした一時を味わえた