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ドラマ 『腕まくり看護婦物語10 〜婦長旋風編〜』自閉症の息子が母を見舞う

いつものようにテレビ王国で尾美さんを検索していたら引っかかった作品

タイトルにそこはかとない逞しさを感じたのと、
自閉症の役を演じられたと知って興味を持ち
BSフジにて再放送されていたのを初視聴。


【 ざっくりあらすじ 】

ベテラン看護師 小見山妙子(泉ピン子)が次期婦長になる話が浮上、
最初は浮かれるも新米看護師時代に婦長 小堀貞子(池内淳子)にしごかれた過去を思い出し
再度怒りが込み上げたのと同時に
自分もそうなって後輩に嫌われるのではないかと不安になる。

そんな中 妙子 が働く病院に 貞子 が入院、
妙子は怒りと怯えを隠しながら接していると
貞子の息子 小堀春樹(尾美としのり)が自閉症で施設に入所していることを知る。

毎月20日を面会日にしているので外出許可を求める貞子、
しかしとても外出許可は出せない病状…

なんとか貞子に息子を会わせたいと思い立った妙子は行動に出る___



wiki覗いたら2000年、今から23年前に放送された作品とのこと

普段こういう主婦層をターゲットにした作品は好んで観ないけど、
めちゃめちゃコミカルでちょっとほろっとくるテイストが意外によかった。

特に泉ピン子さんと 同居する義母役の野村昭子さんの掛け合いがあまりにも面白くて思わず声を出して笑った。
まるで漫才みたいで最高だったし
マジで野村さんが、亡くなった大好きな祖母にビジュアルと今作のキャラが似すぎてて、
かわいいのと恋しいのとで泣きそうになったり。

それに他キャストが『渡る世間は鬼ばかり』すぎて、違う世界線を観てる感じもおもしろかった。

お目当ての尾美さんは自閉症の方にしか見えなかったし、
こだわりが強く外出をすることを拒んでいたのが
妙子の働きかけによってお母さんのお見舞いに行くことができるまでの成長と繊細さが堪能できた。

障害がある役だと
宮藤官九郎さん脚本の舞台で
たしか宇宙飛行士になりたくて家の窓から飛び降りたら障害者になってしまったという役をコミカルに演じられていたのは観たことがあったけど、
こちらの作品ではおふざけ一切なしで
しっかりリアルに演じられていて違いを感じられた。

https://twitter.com/EM_drops/status/1615013995873964034?t=QsMrUNmlQwhhdsMlsYjapg&s=19


Twitterにも書いたけど、

まだ生まれてなかった時代に出演された作品でも
サブスクだったり、CSやBSで頻繁に再放送されるので
ほんと追っててひたすら楽しいし、
自分から進んで観ないようなジャンルの作品に触れられてその作品の魅力を知ったりできるので
推してて幸せ感じる日々。

全10作まで放送されていたワケがわかる、
愉快で感動的なドラマだった✨